ヘナカラーは、髪の毛を傷めずに染める事が出来るのでとても素晴らしい毛染め剤です。
しかし、一度でも間違った使い方をしてしまうと取り返しのつかないことになります。
以下に挙げる方は、ヘナで染める事はやめるべきです。
今まで、植物を触って肌があれたり、何かアレルギー症状が出た方にはヘナは不向きです。と言うか、使用してはダメです。酷い症状の方は、肌がただれて、痕が残る場合があります。
ヘナは、植物から作られているので植物アレルギーの方は決して使わないようにしてください。
髪型やヘアカラーを常に変化させることが好きな方。特に注意が必要です。
ヘナで一度髪の毛を染めると、簡単に色のチェンジが出来ません。ヘナカラーと一般的に使用されているアルカリカラー剤とは全く違うものになります。
ヘナで染めた髪の毛を、アルカリカラー剤を使って明るく染めようと思っても基本的には染まりません。
アルカリカラー剤は、髪の毛の色素を抜きながら、カラー剤に含まれている色素を髪の毛に入れていきます。しかし、ヘナカラーで染めた髪の毛は、ヘナの色素が残っています。アルカリカラー剤では、このヘナの色素を抜く事が出来ます。色を抜く事が出来ないという事は、他の色素を入れても変化は起きないという事になります。
例えば、黒画用紙に黄色のペンで絵を描いたとします。黄色の色素は、画用紙には確実に付いているのですが、目には見えません。
このような状態が、髪の毛上でおきます。
ですので、ヘナで髪の毛を染める際はカラーチェンジがほとんど出来ないという事を肝に銘じておいてください。
これは、美容室に行って染めて貰っても同じ事です。美容室のヘアカラー剤を使っても染める事は出来ません。また、最初に美容師さんに「以前、ヘナカラーで染めました」と伝えるとヘアカラーを断られます。
それだけ難しい事なのです。もちろん、染める方法は有ります。しかし、手間も時間もお金もかかります。
更に熟練の技術と知識が必要になります。一般的な美容室で不可能と考えて頂いても結構です。